ベトナムのBat Nha寺院(般若寺)が完全に破壊される
昨日の朝、150人の頑強な暴徒がベトナムのラムドン省にある般若寺を襲撃した。この集団は禅僧のティクナットハン師の教えを受けている130人の僧侶たちを暴力を用いて寺から追い出した。暴徒の中には平服の警察官も含まれていたとみられており、制服の警察官が周辺の道路を封鎖して人々が寺に近づけないようにしていた。政府の役人は寺院では何も起こっていなかったと主張し、この件に介入することを拒否している。
棒やハンマーで武装した集団は扉や窓を打ち砕いた。僧侶たちの何人かは18歳にもなっていないのだが、彼らは平和的な抵抗として座禅と読経を始めた。僧侶たちは暴行を受け、力ずくでその場から追い出され、土砂降りの雨の外に引きずり出された。そしてトラックとタクシーに無理矢理乗せられ、遠くまで連れて行かれた後、道路に放り出された。何人かは寺院から15キロ離れたところまで強制的に歩かされ、足がふらつこうものなら蹴られたり殴られたりしていた。最も年長の僧侶二人は、殴打され、嫌疑なしに逮捕された。今現在、そのうちの一人、Phap Hoi師の行方はわかっていない。
僧たちを襲撃した後は、暴徒は尼僧たちのいる二つの建物の方に向かった。彼らは扉を破壊し、230人の尼僧と出家志願者はひとつの建物に追いやられた。そこで待ち受ける暴力の脅威にさらされながら一晩を明かした。そして、他に選択肢もなく、大多数が25歳以下の尼僧と出家志願者たちは先が見えないまま自分たちの家を捨てていった。
Trung Hai師(Bat Nha寺院における ダーマティーチャー)は襲撃が起こった際にフランスに滞在していた。彼はこのように語る。「ベトナム政府と宗教委員会の「勝利」だ。彼らの「勝利」とはBat Nha寺院が完全に破壊されることだ。すべては壊された。すべての僧と尼僧は寺から追い出され、建物からは何もかもすべてが剥ぎ取られてしまった。
私たちの僧や尼僧は彼らにできることを十分にした。つまりいかなる困難にも非暴力、慈悲、そして赦しのこころをもって誠実に向き合った。ええ、もちろん彼らも「勝った」のだ。
今後は政府の良心と、ベトナム内外の人々の良心にかかっている。
私たちは誰も責めてはいない。誰に対しても怒りはない。私たちの敵は人々ではないのだ、それは貪欲さであり、嫌悪であり、無知なのだ。」
関連記事:
ASSOCIATED PRESS, 27.09.09: “Buddhists: Police, mob force monks from monastery”
AFP, 28.09.09: “Vietnam Buddhists flee amid threats”
Le Monde, 28.09.09: « Vietnam: des soeurs de la communauté des Pruniers évacuées d’un monastère »
バックグラウンド:
Bat Nha 寺院はベトナムで最も急成長をとげている寺のひとつで、また最もラディカルな寺でもある。またベトナムの若い人たちの間でとても人気がある。過去三年間に出家した僧や尼僧たちのほとんどは15歳から25歳である。よく知られている毎月のマインドフルネスの日には、400キロも離れたサイゴン、ダナン、ニャンチャといった大都市からも含め、およそ800人ほどの人がBatNha寺院を訪れる。高い山にあり滝や森といった自然の美しさに恵まれたこの寺院は、Stepfatherというテレビドラマが全国的に放映されたとき、その現代人である若いヒロインにとっての精神的なよりどころとして紹介されたことでその名をさらに広めた。